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サイコロジカルライン / オシレーター系チャート分析

サイコロジカルライン(Psychological-line)とは、サイコロジカル(心理)と言う言葉から分かるとおり、投資家心理に基づき、買われすぎや売られすぎを分析するオシレーター系のチャート分析です。相場が上昇した日と下落した日の割合から75%以上は買われすぎ、25%以下は売られすぎとして相場の売買に用いるテクニカル分析です。

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サイコロジカルラインの計算式と作成方法

計算式と作成方法
直近n日間(多くは12日間)の中で終値が前日比プラスとなっている日数を数え、その比率を計算する。プラスの日数をAとする。
=A÷12(×100%)

例えば、12日間で、終値が前日比プラスの日数が7日の場合、7÷12×100=58.3%となる。

 

サイコロジカルラインの分析方法

サイコロジカルラインというのは、いわゆる逆張り投資法として利用します。12日のうち75%以上(9日以上)相場があげているであれば、次の日は下げる可能性が高い。逆に12日のうち25%以下(3日以下)しか上昇していないのであれば、翌日は少なくとも上げるだろう、といった考え方です。

「勝ち」と「負け」の二通りの選択肢がある場合、12回の試行回数で起こりうるパターンは2の12乗=4096となります。つまり、12日間の勝ち・負けのパターンは4096のパターンに分類されるということになります。その中で、11勝1敗となる確率は12/4096(0.29%)となります。
こうした状態が長く続く確率というのは極めて低いことから、確率論において相場は反落すると考えることができるのです。

なお、サイコロジカルラインを活用する上では、このチャート分析はあくまでも「目先」の相場の捉え方であることに注意が必要です。「相場は永遠に上昇(下落)し続けるものではない」という考え方の下で、目先の反落(反発)を予想する場合に使います。

サイコロジカルラインは相場のトレンドで判断が変わる

サイコロジカルラインの分析を行う場合、現在の相場が上昇トレンドか下落トレンドかで判断が変わってきます。75%以上を売り、25%以下を買いとしているのはあくまでもボックス相場におけるものだと考えましょう。
特に上昇相場や下降相場のトレンドがある程度固まっているような状態では、サイコロジカルラインの判断もそれにあわせて調整すると良いでしょう。

 

 



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