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株券の売買による流れ

具体的に証券会社を通じて株券を購入した場合、その後はどのような流れで自分のものになるのかを時系列にわかりやすく解説していきます。

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株券の売買の流れ

株券は証券会社を通じて証券取引所で実際に売買されます。ここでは仮にAさんがB社の株式をCさんより購入した場合の流れを時系列に見ていきます。

1.株券の売買成立

AさんとCさんはそれぞれ証券会社にB社の株券をAさんは1,000円で買い、Cさんは1,000円で売りという注文を出しました。その結果、証券取引所でAさんがCさんの持つB社の株式を1,000円で売買成立しました。(実際には誰の株式を購入したのかはわかりませんが便宜上そうしています。)

 

2.株券の受け渡し

株券は売買が成立したらすぐに、自分のものになるわけではありません。証券会社のポートフォリオなどの画面にはAさんの画面には購入したB社の名前が載り、Cさんは売却した代金が預かり金として掲載されているのですが、実際には株式の売買は、3営業日後に行われることになっています。
つまり、購入成立日が20日(金曜日)の場合、21日、22日は土日ですので営業日に入れず、23(月曜日:1営業日目)、24(火曜日:2営業日目)、25日(水曜日:3営業日目)となり、実際の株券の受け渡しが行われるのは25日となります。ちなみに、祝日は営業日になりません。
なぜ、3日かかるのかというと、以前は株券の受け渡しについて本当に株券の交換をしていたからでその名残といわれています。

 

3.名義の変更

株券は所有者(株主)が変わったら、その名義を変更する必要があります。株式を株券として取り寄せる場合は証券会社から株券を引き出して、その株券を信託銀行にもっていくことで、名義の書き換えをしてくれます。
ただし、通常は証券保管振替機構(ほふり)というサービスを使って名義を変更します。証券保管振替機構(ほふり)については「証券保管振替機構(ほふり)とは」をご参照ください。