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証券取引所の役割と種類

証券取引所とは、投資家が株式取引を行う場所のことを指します。通常の取引においては取引所を中心に取引するという取引所集中の原則という原則があります。金融ビッグバンにより一部取引所外での取引も可能となってはいますが、いまだに大口を除くほとんどの取引は証券取引所を通じて取引されます。ここでは証券取引所の役割と、日本にある証券取引所の種類を説明していきます。

証券取引所の役割

証券取引所(しょうけんとりひきじょ)とは、株式をはじめとした証券の取引をより円滑に行うための市場のことです。物のやり取りをするときは通常買いたい人と売りたい人がいなければ取引が成立することはありません。証券の場合も同じで取引所が存在しなかった場合、取引相手を探すのにも一苦労です。
そこで存在するのが証券取引所です。株式の売買注文を証券取引所という一つの機関にまとめることで、多くの買いたい人と売りたい人を集めることができ、円滑な売買の成立を図ります。
また、物の価格についてもより多くの市場参加者がいる方が公正な価格となりやすいというのも証券取引所の役割です。多くの需要と供給を集めることにより市場価格の適正さを保っています。

 

証券取引所の種類

証券取引所で取引される株式を上場銘柄と呼びますが、日本には多くの証券取引所があり、それぞれの市場で取引されている企業の株式が異なる場合があります。また、市場によっては上場している会社の規模や健全性などに大きな違いがあります。大まかに各証券取引所の特徴を抑えておきましょう。

第一部市場・第二部市場

東京証券取引所・大阪証券取引所・名古屋証券取引所の日本三大証券市場に設定されています。第一部市場に上場している企業を一部上場企業、第二部市場に上場している企業を二部上場企業と呼びます。一部上場市場は上場条件が厳しく設定されており、二部はそれよりもやや緩やかです。

新興市場

新興市場とは、東証マザーズ、大証ヘラクレス、アンビシャス、Qボード、セントレックスやジャスダック証券取引所などの取引市場を指します。上場基準が一部市場や二部市場と比べて緩やかであり、成長性が認められれば赤字であっても上場することができます。ベンチャー企業が上場している場合が多く成長性は期待できますが、その分倒産などのリスクも高めの市場といえます。

 

証券取引所と株式の公開

株式の公開とはIPOとも呼ばれ、これまで証券取引所で取引されていなかった会社の株式を証券取引所で売買できるようすることをこう呼びます。特定の証券取引所で取引できるようになることを上場(じょうじょう)ともよびます。上場する市場により、一部上場といったり、二部上場、ジャスダック上場などとも呼ばれます。上場する場合は一定の上場審査基準を満たす必要があり、上場廃止基準に抵触した場合は上場が廃止されます。

上場審査基準

証券取引所が独自に定める基準で株式を新規公開する場合に必要とされる売上高、利益、資本金、財務内容、将来性などの条件です。第一部ほど厳しく、新興市場ほど緩やかな基準となりますが、新興市場の場合は将来性が重要視されます。

上場廃止基準

証券取引所での取引に適さないという判断を下された場合、その企業の株式は証券取引所で売買できなくなります。これを上場廃止と呼びます。おもな原因としては会社更生法の適用申請、債務超過が1年以上、有価証券報告書に虚偽記載があった場合などが挙げられます。

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