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金融相場

金融相場(きんゆうそうば)とは、好景気から不景気となり、その不景気が落ち着きを見せる頃のことを指します。相場の流れで言うと大底近辺であるといえます。企業業績も一時から見れば回復基調にあるといった段階のことをさします。

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金融相場における株式市場

金融相場の際の株式市場は、一概に最も悪い時期といえるでしょう。平均株価は大きく下がっており、投資家の投資意欲も低いのが一般的です。政策金利は極めて低い状態となっており、いわゆる不景気の真っ只中といった感じとなります。

しかし、相場格言に「夜明け前が一番暗い」という言葉があるように、金融相場の時期はいわゆる「夜明け前」の時期であるとされています。現時点では、株価は非常に低いことから、今後の業績相場へと移行する際に、大きなリターンが見込める時期でもあります。

 

金融相場の経済状況

企業業績は悪い状況が続いていますが、一部の企業では、業績が回復し始める傾向があります。政策金利が低いことから優良企業は低金利で融資を受けることができるので、そういった企業の設備投資が活発化し始めていきます。

 

その後の株式市場

こういった動きが活発となることから、一部の企業の株価が反転し始めます。前述の通り政策金利は低いままですから、大口の投資家も資金を集めやすくなっており、いわゆる「過剰流動性相場」と呼ばれる多くの資金が株式市場にも流れ込むようになってきて、相場が反転、大きく上昇し始めていきます。

 

景気循環の流れ

  1. 金融相場 (低金利を背景に余裕のある企業が業績を伸ばしだす。)
  2. 業績相場 (業績が好調化したのを背景に買われだす)
  3. 逆金融相場 (上昇した金利や景気の調整が起こる)
  4. 逆業績相場 (業績下落による売りが進む)

 

 



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