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金利と株式市場 金利変動が株価に与える影響

金利とは、経済の鏡であるともいわれます。金利の動きを見ることで現在がどのような相場状況であるのか?また、今後の金利動向が経済や株式市場に対してどのような影響を与えるものなのかを知ることができます。

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金利と株式市場の関係

まず、金利と株式市場の大原則を覚えましょう。

「金利上昇は株価下落」 「金利下落は株価上昇」

という原則です。なお、金利上昇=債券価格の下落、金利下落=債券価格の上昇と置き換えられることもあります。

ここでは、金利と株式市場の関係性について「他投資商品(金融商品)との比較」「業績への影響」の二つの点から金利と株式市場の相関性をわかりやすく説明していきます。

 

他投資商品(金融商品)との比較-金利と株式市場の関係-

金利が与える株式市場への影響に、まずは他の投資商品との違いがあります。例えば、株式投資をして得られる利益が年間3%、銀行の定期預金に預ければ金利3%という二つの金融商品があった場合、どちらに投資(預金)しますか?

私なら間違いなく定期預金を選びます。原則として定期預金は元本保証商品です。それに対して株式投資の場合は株価の上下におる価格変動リスクがあり元本保証はありません。この場合、得られる期待収益が同一であればより安全性が高い(リスクが低い)預金が選ばれるでしょう。

 

ここで、さらに、金利が上昇したとして定期預金の金利が6%にまで上昇したとします。すると、多くの投資家は自身が保有する株式を売却して、自分の資産の多くを定期預金に移すでしょう。すると、株式市場においての買い手が不在となり、株式市場は冷え込んでいきます(株価が下落していきます)

 

金利の業績への影響

金利の変動による「株式」か「他の金融商品」の選択という経済全体の影響以外にも、金利は企業の個別業績に対しても影響を与えます。ここでは、金利が与える個別企業に対する業績についてわかりやすく説明していきます。

企業の多くは多かれ少なかれ株主から集めた資本以外にも銀行からの借金や社債(債券)を発行して資金を調達しています。この借金をしているということ自体は悪いことではありません。企業は借りたお金を使って設備投資や人材の確保を行い借金の金利以上の利益を出すことができれば、株主に対しても利益になるからです。

例えば、ある会社は資産に対して6%の利益をだすことができるとします。借金による利息負担は3%だとします。1億円の資本金に加えて銀行から1億円の融資を受けて事業を進めているとします。この場合の1年の利益は2億円の6%で1200万円です。対して借金の金利は300万円で総利益は900万円です。

株主から見れば、1億円の投資で得られる利益は900万円となり、9%の利回りとなります。対して無借金で事業を行った場合の利益は1億円の6%で600万円となり、利回りは6%へと下落してしまいます。つまり、企業が借金をすること自体は「悪」ではないのです。

話が少しそれましたが、金利と業績の関係です。上記の例では、事業から得られる利益が、借金の利息負担よりも大きいことから株主に対するメリットがありましたが、仮に金利が上昇して利息負担が8%になったらどうでしょうか?
結論を言うと、無借金の場合の利益600万円に対して、借金をしたことにより株主利益は400万円と大きく下落してしまいます。

このように、金利の上昇は企業業績に対してマイナスの要因となります。また、新しい借金をするとさらに高い金利が必要になるので、企業は銀行からの融資を控えるようになり、設備投資も停滞し経済全体の景気も落ち込んでしまいます。(この流れについては「景気循環」の項目を参照ください)
これにより株価は低迷することになります。

なお、こうした金利上昇に対して業績に強い影響を与える株式を「金利敏感株」といいます。
特徴としては、大きな借金をしている会社などがこれにあたり、「電気」「ガス」などのインフラ系や「自動車」などの大規模な工場設備を持つ会社などが該当します。

 

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