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ロスカットルールを決める(リスク管理)

株式投資を始める時にはリスク管理をしっかりとやることが大切です。

その中でも、相場が思い通りに動かなかった時に損失がこれ以上広がらないようにするための対策としてのロスカットルールは重要です。ロスカットとは、買った株が下がった時にこれ以上下がって損失が拡大する前に売ってしまうというものです。今回はこのロスカットルールの重要性について説明していきます。

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株式投資とリスク管理

株式投資では、投資対象の株価の上下が当然おこります。

株式市場に限らず相場というのは時に一方的な展開となることがあります。下がってしまった値上がりするまで持ち続けるといういわゆる「塩漬け」という方法もないわけではないのですが、そのままずっと上がらないという可能性だってあるわけです。

 

損切り(ロスカット)はどうして必要なの?

(1)上がる保証はない。その後に上場廃止、倒産などのリスクもある
株を塩漬けにしておき、上昇するまで待てばいいというケース。正しくはありません。上がるのを何年も、何十年も待って、結果、上場廃止や倒産という話だって十分に考えられます。

(2)塩漬けは資金効率を低下させる
塩漬けという状態で上がるのを待つという消極的なスタイルは投資資金を拘束させてしまいます。もちろん短期的に値上がりの見込みがあるというのであれば話は別ですが、そうでない(すでに目論見が外れている)というのであれば、それをカットして他の投資に資金を向けた方が効率的投資ができます。

(3)損失が拡大しすぎるとどうしようもなくなる
たとえば、4000円で買った株の株価が200円にまで落ちてしまった。こうなってくると元の値段になるというのはよほどのことがない限り無理です。こうなってしまうと一生持ち続けるということにもなりかねません。傷が浅いうちに逃げてしまう方が、より効率的といえるでしょう。

 

損切り(ロスカット)はどうやってするの?

一番のおすすめは「ルール化すること」です。
買値から○%以上下落したらそこで売るといったように一律のルールを定めてもいいですし。投資をする段階で、900円で買った株が850円を下回ったら売るといった具合に決めておくのです。

一般に損切りというのは非常にストレスが貯まります。ですから、損切り(ロスカット)の判断を都度判断とするとどうしても先延ばしになりがちです
このようにルール化をしておき、できれば「逆指値注文」「OCO注文」といった特殊注文も活用しながら、機械的にロスカットルールを決めるようにすると良いと思います。
(特殊注文については「株式の注文方法」で詳しく説明しています)

 

さて、ここまでで株の注文の出し方や守るべきルールなどについて説明してきました。
次からはいよいよ実際の株式投資について説明します。「銘柄の選び方」では、実際に株式投資を始める時にどのようにして投資対象となる銘柄を選べばいいのかを説明していきます。

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