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株式投資の投資スタイルを考える

株式投資を始める前に考えておきたいものの一つに「投資スタイル」というものがあります。株式投資を始める前に自分はどのような投資スタイルで株式投資をしていくのか?ということをある程度考えておいた方がいいです。

もちろん、後からスタイルが変わることもあるかもしれませんが、投資の目的や目標に応じてどんな投資をするのかがその後の銘柄選びや売買ポイントなどの重要な指針となります。

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長期投資と短期投資

投資の期間では長期投資と短期投資があります。
短期や長期といってもいくつかのスタイルがあり、それぞれで特徴があります。

・スキャルピング (数分〜数十分単位での売買)
・デイトレード (1日で売買を完結させる取引スタイル)
・スイングトレード (1週間程度で売買を完結させる取引スタイル)
・ポジショントレード (1ヶ月〜1年程度保有することを前提とするスタイル)
・中長期投資 (数カ月〜数年単位で投資した株を保有し続けるスタイル)

基本的にデイトレード、スキャルピングという投資スタイルについては「相場に原則として貼りつくことができる人(取引時間中に基本ずっと相場を見ている人)が対象となります。
いわゆる専業トレーダーなどが多いです。
スイングとレートは1週間程度のこちらも短期ですが、1日を超える取引となります。

基本的にこれらは相場の短期的な「値動き」に投資をするもので、企業の価値というよりも心理的な動きを重視します。そのため、相場の情報としては「需給関係」や「チャート」といった相場の動きを読むものが重視されます。

一方のポジショントレードや中長期投資は、短期的な動きよりも長期的な視点で株を買うことになります。
割安で放置されている(バリュー株)を買う、といった方法や将来性が高いと思っている会社の株(グロース株)を買って長期保有するといたスタイルとなります。
そのため、相場情報としては「ファンダメンタルズ」や「将来性」などが重要視されることになります。

 

バリュー株投資とグロース株投資

 

長期投資と短期投資はどちらがいいの?

一概にどちらがいいとは言えません。短期投資は収益機会が多く、短期的に大きく稼げる可能性があるという一方で、相場の短期的な動きに敏感となったり、相場から離れられないといった点がデメリットです。

一方の長期投資は相場の小さな上下に一喜一憂することがない、相場にずっとかかわる必要はないといったメリットがある一方で、投資による果実(儲け)を得るためには時間がかかるという点がデメリットとして挙げられます。

まず、仕事などが忙しいという方は「長期投資ベース」で考えるべきです。
短期投資をする場合、どうしても短期の値動きで利益がとれる投資を行うため、相場が気になってしまいます。場合によっては相場が気になって仕事にならないという状況になるケースもありますので、基本的に相場をあまり見れないという方は長期投資を考えましょう。

逆に相場に積極的に参加できるという人は、リスクを限定した上で短期投資を行ってもいいかもしれません。しっかりとしたロスカットルールなどを作った上で、資金の○○万円までは短期投資に充てて短期的な利益を狙うという方法もありかと思います。

 

さて、どちらの投資スタイル(長期・短期)であっても大切なものは「リスク管理」です。株式投資のように投資した資金が大きく動く可能性がある商品に投資をするのであれば、予想と異なる方向に動いた時にどのように対処するべきかということです。

株式投資を始める前にぜひやっておきたいことがリスク管理の中でも「ロスカットルール」を作ることです。ロスカットルールというのは「ここまで損をしたら決済する(売る)」というルールです。
次は、このロスカットルールについて詳しく見ていきましょう。

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