初心者のための株式投資講座株式投資用語集索引 > さ行>増資

※本記事中にはプロモーションが含まれます

増資 / 株式投資用語集

増資(ぞうし)とは、会社が新しい株式を発行して、資本金(株主資本)を増やすことを指す。通常、増資が行われる理由としては、設備投資資金や運転資金の確保が挙げられるが、場合によっては資金繰りの悪化などによる苦し紛れの増資が行われる場合もある。

増資は株主資本が増強されるという良い面もあるが、「増資=株数の増加」を意味するため、会社の利益が増大しない場合、投資家の1株あたりの利益が減少することにつながるため、利益に直結しないような増資の場合、株価に対してマイナスのインパクトとなる場合もある(たとえば、発行済み株式総数が100万株があり、利益が20億円の場合1株あたりの利益は2,000円となる。ここで20万株の増資を行い、利益が変化しない場合は、1株あたりの利益は1,666円となり、株式1株利益(EPS)が減少する)

なお、一般の投資家から広く増資を求める増資を公募増資と呼び、特定の第三者に対して増資を求める場合は第三者割当増資と呼ぶ。

参考:増資と株価
参考:減資と株価