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飛ばし / 株式投資用語集
飛ばしとは、1990年代初期に行われた取引手法の一つ。1991年に改正された証券取引法で現在は禁止されている。企業が保有する値下がりした有価証券を、決算前に決算期の異なる別の会社に簿価で売却することで、決算時に損失を計上しなくて済むようにすること。
バブル経済崩壊の際に証券会社が積極的に働きかけ、大企業への便宜を図る形で実施されたが、企業会計の根幹を揺るがす行為でもあることから、大きなスキャンダルとなった。1991年には証券取引法が改正されることで事実上禁止される行為となった。