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シコリ / 株式投資用語集

シコリとは、株式投資における相場用語の一つで、狭義には信用取引の玉の中で損をしている株式が多い価格帯またはその状態のことを指す。シコリが大きい場合、株価の上値が重くなるといった事態が起こる。

例えば、Aという会社があり、信用取引において400円の買い玉が多数あり、現在の株価が350円にまで下落しているとする。この状態では、400円の買い玉を持っている投資家は全て損をしているということになり、この玉が多数ある場合、将来株価が上がった際、その水準で400円で買っていた投資家が反対売買を行う可能性がある。こうした将来の株価押し上げに対するマイナス面がシコリとされる。
逆に、空売りが多いような場合で、現在の価格が450円の場合、400円で空売りしている投資家は大きく損をしていることになり、この水準よりも下がった場合、反対売買で価格の下支えとなることもあるがこうした場合は、シコリとは呼ばれない。
広義には「シコリ」という表現が単に価格帯別売買高が多い価格帯のことをさす場合もある。この場合も取引量が多かった価格帯においては相当のシコリがあると判断される。