株初心者のための株式投資講座株式市場と証券会社の役割投資した株式の取り扱い株券の電子化について>タンス株を売却するための手続き

※本記事中にはプロモーションが含まれます

タンス株を売却するための手続き

自宅等で、様々な理由で「株券」を見つけた!という話をよく聞きます。しかしながら、すでに株式は「電子化」されており、株券自体には価値がありません。そこで、自宅内で株券を見つけた場合に、売却できるようになるまでの手続きをまとめました。ぜひご参照ください。

スポンサーリンク

まずは株券の証券代行会社を確認する

株券には会社名が書かれているかと思います。その会社の株式事務を管理している証券代行会社(信託銀行)を確認しましょう。
Googleなどで、「会社名 証券代行会社」などと検索しても探せるでしょうし、自宅に「四季報」があるようなケースはそれでも調べることができます。(証券会社に口座があればオンラインで四季報データが見れることが多いはずです)

この調べた証券代行会社(信託銀行)に、その株券名義者の「特別口座」という口座が開設されており、そこで、株主情報が管理されています。

 

証券会社に口座を開設する。または依頼する

すでに証券会社に口座を持っている場合は、証券会社に出向いて手続きをするとスムーズでしょう。こういう場合は対面証券会社のほうが何かと便利かと思われます。
ネット証券でも手続き自体は可能ですが、手続きをするあなた自身がやるべきことが多くなります。

 

名義が違う場合はちょっと厄介

基本的に自分名義の株券であれば、手続きはそこまで大変ではありません。取得価格の問題などはあるものの、売却までの手続きは原則証券会社に持ち込めば、多少時間はかかりますが可能です。

難しいのは名義が違うというケース。たとえば、名義人がすでに亡くなっているというもの。これが一番多いケースでしょう。この場合は、遺産分割を行った証明書(遺産分割協議書)や、相続人、被相続人に関する謄本等も必要になります。

また、最も難しいケースとして、知らない人が名義人になっているというもの。つまり、購入した人が名義書き換え自体を行っていないという場合です。両名とも健在であればなんとかなるかもしれませんが、そうでないケースでは手続きがかなり難航するケースが予想されます。

いずれにしても、証券会社などに相談をして、どうするべきかを検討していきましょう。