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絶対収益型ファンド / 株式投資用語集
絶対収益型ファンド(ぜったいしゅうえきがたふぁんど)とは、パッシブファンドやアクティブファンドがTOPIXなどの指数をベンチマークとするのに対して、絶対的な収益をベンチマークとする投資信託のこと。指数をベンチマークとすると指数自体が下落した場合、指数ベンチマーク型のファンドは収益がマイナスでも目標達成となるが、ベンチマークの場合は相対的な水準でなく絶対的な水準での利益を目指すファンドを指す。なお、絶対に利益がでるというわけではない。
つまり、パッシブファンドやアクティブファンドがベンチマークを目標としているため、仮にベンチマークがTOPIXとして本年のTOPIX騰落率が-10%とする。この場合パッシブファンドの目標値は-10%であり、アクティブファンドの目標値は-10%よりもプラスであればそのファンドは目標を達成しているということになる。
しかし、投資家サイドからしてみればマイナス成長というのはありがたいものではない。そこで絶対収益型ファンドでは、現在の基準価格よりも数%上をベンチマークとしたファンドで市場がどのように動いてもプラスになるように運用するというファンドである。
一般的には金融デリバティブやオプション取引などを駆使して収益を得ようとする方法がとられることが多い。ただし、前述の通りあくまでもプラスを目指すファンドという意味であり絶対収益型ファンドは毎年必ず利益を出すファンドという意味ではなく、元本保証型のファンドではない。