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健全性や安定性を見る財務分析

健全性や安定性を見る財務分析では、企業の財政状況などを分析して、会社自体が今後も存続していくための健全性・安定性などを図ることができる指標(財務分析)について指標の計算方法とそれぞれの意味を解説していきます。

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企業と継続性の原則

継続性の原則(ゴーイングコンサーン)」というものがあります。これは企業というものは単年度で生きているわけではなく、永続的に活動することを原則とするというものです。

売上を上げて利益を出すというのももちろん大切です。ただし、それだけではなく、リスク事由が発生した時にそれにしっかりと耐えられるのか?また、恒常的な資金繰りなどはうまくいっているのか?ということも重要です。

企業の財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)などを分析していけばその会社の健全性についても見えてきます。
ここでは、企業の財務体質や健全性を示す各種指標を徹底的に分析していきます。

 

自己資本比率

自己資本比率(じこしほんひりつ)とは、総資産に占めている「自己資本」の割合を示した財務指標の一つです。自己資本は将来にわたって返却する必要のない会社固有の資産ですので、自己資本の割合が高い会社ほど、より健全な会社とされています。

 

流動比率

流動比率とは、短期的な負債と流動資産の割合を示す指標です。流動資産は今後1年以内に現金化される(または現金化できる)資産のことを指します。この流動比率の高い会社ほど、当座の資金について余裕があるということがわかります。

 

有利子負債依存度

有利子負債依存度とは、総資産に占める有利子負債(利払いが必要な負債)の割合のこと。銀行からの借り入れのほか、社債の発行による資金調達分も含まれます。一方で買掛金や支払手形などは貸借対照表上は負債となるが、利子がかからないので有利子負債とはなりません。