優待利回りの計算方法、仕組み、活用方法
優待利回りとは、株主優待によって得られる利益を投資元本で割ることによって計算される株価指標の一つです。投資のプロの間で使われる用語ではなく、基本的には個人投資家専用(?)という言えることばです。
個人投資家が還元率の高い優待銘柄を見つけるためなどの使われます。
優待利回りの計算式
計算式
優待利回り=優待相当額(換金価値)÷株価
そもそも論ですが、株主優待はクオカードのように換金性の高い商品が提供されることもありますが、多くのケースで自社の割引券、自社商品といったように必ずしも現金換算できるものではありません。
基本的に「優待利回り」は共通的な指標ではなく、あくまでも投資家自身がどう考えるか?どう使うか?によって変わってきます。
あくまでも、自分の投資判断用の指標といえるわけですね。
優待利回りの活用方法
商品券や優待券であれば、それを売却したときの価格、使った時の価格で判断するのが一般的です。
たとえば、5000円のお食事券を株主優待で貰えたとします。
これをそのまま使うなら5000円の価値があるでしょうが、自分では使わないので、メルカリやヤフオクに出して3000円で売ったというのであれば、価値は3000円になりますね。
他にもANAやJALの株主優待券などのように使う人によって価値が大きく変わる優待などもあります。
株主優待にはこうしたものも多いので、あくまでも自分にとって投資する価値があるかどうかを判断する材料として使われるとよいかと思います。