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証券会社に口座開設をする方法と流れ

株取引を始めるのであれば、「証券会社の役割」でも説明してきたように、「証券会社」という金融機関に口座を開設する必要があります。これまで投資をしたことがない方に「証券会社」というと敷居が高いように感じる方もいるかもしれませんが、銀行と同じようなものです。

ここでは、証券会社に口座開設をする方法とその流れ、口座開設において注意したい方法などをわかりやすくまとめていきます。ぜひご活用ください。

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証券会社への口座開設フローチャート

証券会社への口座開設の流れをフローチャートにしました。証券会社ごとに多少ことなる場合もありますが、多くの場合は下記の流れですすめていきます。

「Q」のところはよくある質問を表示しています。

  1. 口座開設をする証券会社を選ぶ
    まずは、、口座を開設する証券会社を選びます。口座開設に費用はかかりませんし、どの証券会社が最終的にあなたに合っているかは分からないので、気になるのであれば複数の証券会社を選んでもかまいません。
    具体的な証券会社の選び方については「証券会社徹底比較」もご参照ください。


  2. 証券会社に口座開設の資料請求をする
  3. 届いた書類に本人情報、銀行口座などの記入
    (2)はインターネットで、(3)については(2)と同時にネット上で入力させる証券会社と、郵送で届いた紙に自書させる証券会社があります。
    Qなんで金融資産の額を書く必要があるの?
    Qなぜ自分だけでなく家族の勤務先情報も書く必要があるの?
    Qなぜマイナンバーの提示が証券会社の口座開設で必要なの?
    Q
    口座の「特定口座」と「一般口座」って何?違いはあるの?
    Q特定口座の「源泉徴収あり」「源泉徴収なし」はどちらを選べばいいの


  4. 署名捺印+本人確認書類を同封して郵送する
    「本人確認書類」は免許証などが挙げられます。法律によってこの本人確認は証券会社等の金融機関に義務付けられています。
    Q本人確認書類ってなんで必要なの?


  5. 証券会社から口座開設通知書が届く
    本人確認書類等を郵送後、1週間〜2週間程度で証券会社から口座開設通知書が届きます。この書類にはネット証券のログイン情報など重要な情報が記載されています。
    なくさないようにちゃんとわかるところに保管するようにして下さい。
    Q:すぐに株取引をしたいんだけどすぐに口座開設はできないの?


  6. 証券口座に株取引のためのお金を入金する
    証券会社に口座を開設した後は取引のためのお金を入金する必要があります。通常はネット証券のページ内からリアルタイムでネットバンクや都市銀行などから入金することができるようになっています。
    Q:証券会社への入金方法ってどんな方法があるの?


  7. 取引開始!
    証券会社の口座に入金ができたら、そのお金の範囲で株取引ができるようになります。

以上が証券会社に口座開設をするための大まかな流れとなります。

 

 

証券会社の口座に関するよくある質問

Q:なんで金融資産の額を書く必要があるの?

証券会社は法律により顧客に対して過度の取引や希望しない取引をさせてはいけないとなっています。
そのため、年収や資産、投資経験、投資方針などを聞き、過剰な取引や本人の希望に合わない取引をさせないようにルール作りがされています。
たとえば、元本の安全性を重要視している投資家に値動きの大きい株式の信用取引を投資させるのは本人の意向とあっていないことになりますので、取引が制限されます。
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Q:なぜ自分だけでなく家族の勤務先情報も書く必要があるの?

インサイダー取引を予防するための措置です。内部者登録といいます。インサイダー取引は法律によって禁止されている取引で、内部者取引とも呼ばれます。(参考:インサイダー取引とは

ネット証券でも内部者登録をすることで、関連株式の取引をする際に、注意を促したり、株取引が行えないようになる場合があります。インサイダー取引を行うと処罰等の対象となることもありますのでしっかりと正しく記入するようにしましょう。(参考:禁止されている株取引
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Q:なぜマイナンバーの提示が証券会社の口座開設で必要なの?

マイナンバー制度がスタートしたことで、有価証券(株式や投資信託など)の配当金や分配金を受け取る場合、特定口座を開設する場合などに、証券会社は支払調書や報告書を作成するためにマイナンバーを利用する必要があります。
2016年1月以降に特定口座やNISA口座(ジュニアNISA口座)を開設する場合にはマイナンバーの提示が必要となります。

すでに口座を持っている人も法令により2018年12月末までにマイナンバーの提示が必要です。

 

Q:口座の「特定口座」と「一般口座」って何?違いはあるの?

基本的には「特定口座」を選択してOKです。一般口座にするメリットはありません。
詳しく理由を知りたい方は「特定口座」と「一般口座」の違いをご覧ください。
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Q:特定口座の「源泉徴収あり」「源泉徴収なし」はどちらを選べばいいの?

一般にサラリーマンの方であれば「源泉徴収なし」をお勧めしています。主婦や学生の場合は「源泉徴収あり」をお勧めしています。 詳しく理由を知りたい方は「特定口座」と「一般口座」の違いをご覧ください。
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Q:本人確認書類ってなんで必要なの?

現在、金融機関に対してはマネーロンダリングなどの不正な資金移動を予防するため、口座を開設するのが本人であるという証明をする必要があり、その際に必要となるのが本人確認書類という書類です(本人確認法)。公的な機関が発行した「運転免許証 パスポート 住民基本台帳カード 各種健康保険証 各種年金手帳 各種福祉手帳」などが本人確認書類にあたります。
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Q:すぐに株取引をしたいんだけどすぐに口座開設はできないの?

普通の方法だと、やっぱり口座開設の依頼から2週間くらいはどうしてもかかってしまいます。
ただし、「auカブコム証券」では、電子口座開設により即日口座開設で翌日から取引が行えます。また「SBI証券」「松井証券」「マネックス証券」では最短で4営業日ほどで口座を作れますのでお急ぎの方はご活用ください。

また、どうしても今日中に口座開設をして株取引をしたいのであれば、店舗があるタイプの証券会社に口座を作るという方法もありです。
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Q:証券会社への入金方法ってどんな方法があるの?

証券会社への入金方法は下記の方法が用意されているのが一般的です。一般的なのはAの方法ですね。

@銀行振込
銀行から証券会社の指定する銀行口座に振り込むという方法です。通常入金してから証券会社の口座に反映されるまで1日程度かかります。

A証券会社の指定銀行からのオンライン自動入金
この方法が一番スタンダードです。証券会社にログインすると指定銀行(ネットバンクや都市銀行など)のオンライバンキングサービスと連動して即時入出金ができます。
ネット証券での株取引を考えている方でネットバンク口座をお持ちでない方はこれを機に口座開設をおすすめします。(参考:ネットバンク徹底比較

B銀行口座との共有サービス(マネースイープ)
指定する銀行口座とネット証券の口座とを連携させて、銀行口座に預けているお金で株取引ができるサービスです。現在のところ「SBI証券住信SBIネット銀行」、「楽天証券楽天銀行」でサービスが行われています。
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