※本記事中にはプロモーションが含まれます
株価の単純比較には全く意味がない
たとえばトヨタの株価が「3200円」。一方でホンダの株価が「3300円」でした。このときホンダの方がトヨタよりも大きい会社なのだろうと勘違いしている人が多いです。株価というものの絶対的な水準はまったく評価の対象とはなりません。
株価の水準というものは企業価値を示すものではない。
株価というのは1株当たりの価格をしめしています。
それ自体が値段を示しているのですが、その価格水準は企業価値の尺度ではありません。
たとえば、A社が3200円、B社が3300円の株価だったとしてもそれはあくまでも1株当たりの株価がそうだっただけです。B社の方が大きいというわけではありません。
会社の価値を示す指標に「時価総額」というものがあります。
これが「企業の規模や業績、期待感」などを示す指標となります。
この時価総額は「株価×発行済み株式総額」となります。
A社の株価が3200円、B社が3300円だったとしても、A社の発行済み株式総数が100万株、B社が10万株だったとすると企業価値(時価総額)はA社320億円、一方のB社は33億円に過ぎません。
1株あたりの価格(株価)というものは基本的にそれだけでは何も評価することができません。