投資を通じて社会や企業を応援できる
こうした、投資家個人へのメリットはもちろんですが、投資というのは「社会的にも意義がある行為」なのです。投資というのはお金が資本市場を通じて企業などに流れます。企業はそうやって集めた資金を元に、事業を興したり、設備投資を行います。人の雇用を行うことだってあるでしょう。そうやって、企業や社会にプラスの影響を与えることだってできるのです。
投資=企業を応援
投資をするということは「株主」になるといいうことです。
また、出資といって会社にお金を預けていることになるわけです。
会社は出資された資金を使って設備投資をしたり研究開発を行ったり、工場や店舗を作ったりします。その中では当然、雇用が生まれ仕事が発生します。
また、その企業が行っている事業が社会的に意義のある内容であれば、投資という行為を通じてそれを間接的にサポートする形になっているのです。
セカンダリーマーケットへの投資は意味が無い?
そうした企業を応援するというのは「増資」等に応じた場合だけで、流通市場(セカンダリーマーケット)での株の売買は、お金が直接会社に入るわけではないから意味が無い。という人もいます。
これは間違いです。株式市場を通じて株の売買が行われること(流動性があること)によって投資家は企業からの増資等の要請にこたえることができるわけです。
また、その会社に投資をしたいと思う投資家が増えることで株価は上昇します。株価が上昇するとその会社は、今後新規に資金調達をする場合により有利な条件で増資をすることができます。
金融機関等から融資を受けるような場合でもより有利な条件を引き出すことができるでしょう。
こうした点からも、好きな会社の株を買う、応援したい会社の株を買うというのは間接的にその会社の経営を支援していることになります。
たとえば、省エネ製品の開発・販売をしている会社の株を買うことで、地球環境に対して関節液に貢献できます。このようにして、投資というものはお金を必要とする会社に流すことで社会に貢献することができるわけです。
ちなみに、こうした社会貢献を中心に考えた投資を「CSR投資(社会的責任投資)」ともいいます。