NISAの税金・配当・損益通算を確認する
NISAで非課税になる利益、国内株配当の受取方式、損益通算できない損失、売却後の非課税枠再利用を2026年の制度に沿って整理します。
NISAは「利益が非課税」でも、すべての税務がなくなる制度ではない
2024年からのNISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠で取得した対象商品の売却益や配当等が非課税になります。年間投資枠はつみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円、非課税保有限度額は合計1,800万円で、うち成長投資枠は1,200万円までです。
一方、NISA口座内の損失は税務上「なかったもの」と扱われ、課税口座の利益との損益通算や繰越控除はできません。非課税だけでなく、損失時の扱いまで理解して口座を使い分けることが重要です。
NISAの税務で間違えやすい4項目
| 項目 | 2026年時点の扱い | 確認点 |
|---|---|---|
| 売却益 | NISA口座内の対象商品なら非課税 | 対象商品と投資枠を確認 |
| 国内上場株式の配当 | 証券会社を通じて受け取る株式数比例配分方式なら非課税対象 | 銀行口座受取などでは課税される場合がある |
| 売却損 | 損益通算・繰越控除は不可 | 特定口座の利益と相殺できない |
| 売却後の総枠 | 売却商品の簿価分を翌年以降に再利用可能 | 年間投資枠が同年中に戻るわけではない |
国内株の配当は受取方式を確認する
NISAで保有する国内上場株式、ETF、REITの配当・分配金を非課税で受け取るには、実務上、株式数比例配分方式を選択します。登録配当金受領口座方式、個別銘柄指定方式、配当金領収証方式では、NISA口座で買った株式でも配当が課税扱いになる場合があります。
受取方式の設定は、複数の証券会社に口座がある場合の配当受取にも影響します。権利付き最終日の直前では変更が間に合わないことがあるため、証券会社の締切を確認してください。
NISAと課税口座を使い分ける考え方
長期保有したい個別株や分散商品はNISAと相性がよい一方、損益通算を前提に短期売買する商品、NISA対象外の商品、年間投資枠を超える買付けは特定口座などを使います。含み損になったからといって、課税口座へ移して損失を実現することはできません。
旧NISAの数字を現在の制度に当てはめない
「非課税期間5年」「年間100万円」「売却しても枠は復活しない」は旧制度の説明です。2024年以降のNISAとは前提が異なるため、現在の判断には金融庁と国税庁の現行資料を使ってください。
よくある質問
NISAで損をしたら確定申告できますか?
NISA口座内の譲渡損失は税務上なかったものとみなされるため、課税口座との損益通算や損失の繰越控除はできません。
NISAで買った国内株の配当は必ず非課税ですか?
必ずではありません。国内上場株式等の配当を非課税で受けるには、証券会社を経由する株式数比例配分方式を選ぶ必要があります。
最終確認日: 2026年7月13日。制度、税制、取引ルール、サービス内容は変更されることがあります。実際の判断前にリンク先の一次情報を確認してください。
制度や開示の詳細は一次情報で確認してください。
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