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リスクにはどんな種類があるのか?
一般にリスクを「不確実性」とする場合、どのような不確実性が世の中には存在するのでしょうか?ここでは、投資関連でよくつかわれるリスクの種類とそれぞれの特徴について説明していきます。
リスクは細分化して考えることができる。
リスクというと「値下がり」といったイメージを持っている方も多いですが、そうではありません。値下がりはリスク(不確実性)が顕在化することによって結果として起こるのもので、そもそもそれぞれの投資に内包されているものです。
そして、リスクは細分化して考えることができます。リスクの種類を分けてかんがえることで、その投資にはどのような危険性があるのかということを前もって理解することができます。
株などに投資をするときのリスクは大きく言えば「価格変動リスク」です。ようするに株価が変動してしまうというリスクなのですが、この変動する理由というものは一つではありません。
以下では、価格変動を引き起こす細部化されたリスクを紹介します。
信用リスク
信用リスクは、投資先が「倒産」「破綻」など経営悪化するリスクです。株は倒産した場合は紙くずとなってしまいます。このような会社の倒産や破綻リスクのことを信用リスクと言います。
流動性リスク
売りたい時に売れないというリスクです。「リスクとリターンを決める3つの要素」で要素の一つとしても挙げました。現預金は流動性リスクが低く、不動産のようにすぐに売れない投資商品は流動性リスクが高いといえます。株は市場でいつでも売れるので流動性リスクは低いですが、出来高の少ない株(あまり取引されていない株)には流動性リスクがあります。
為替リスク
為替レートの変動によるリスクです。外貨建てで株や債券などに投資をする場合はこうした為替リスクをはらむことになります。また、輸出企業や輸入企業が為替レートの変動で受ける利益の増減も為替リスクです。
金利リスク
市場金利などの「金利」が動くことによって生じるリスクを指します。たとえば、債券へ投資をしている場合、金利(市場金利)の上昇は債券価格の下落を引き起こします。また、住宅ローンなどで変動金利を利用している場合も金利の上下で返済額が変わってきます。こうしたリスクを金利リスクと言います。
マーケットリスク
市場全体の動きによって個別企業の株価が下がるというものです。