チャート分析を勉強する前に知っておきたい基本
まずは、そもそもチャート分析(テクニカル分析)というものは一体どういったもので、どのように活用されるのかを具体的なチャート分析の例を用いながらわかりやすく説明していきます。
具体的なチャート分析の手法について知る前に、まずはチャート分析の基本を抑えておきましょう。チャート分析の基本では、基本を学びます。
チャート分析の基本と活用例
チャート分析は大きく「今後の動きを予想して売買を判断する」「相場の過熱感(買われ過ぎや売られ過ぎ)を予想する」という二つの分析法方法が一般的となっています。
今後の株価を予想する手法としては「財務分析」も挙げられますが、こちらと比較してチャート分析はやや短期の株価予想に利用されるケースが多いです。
(一方の財務分析は短期ではあまり役に立ちません)
株価の動きは予想できないからチャートは無意味。と考える方も多いかもしれませんが、多くの人が「チャート」の存在を知っており、かつ、それを活用して投資している人もいる以上は相場に少なからずの影響を与えます。
また、相場格言と同様に、チャート分析の分析内容は過去の相場というデータを積み上げてきたものである以上、覚えておいて損はありません。
チャート分析を行う上で最低限知っておきたい基本の「き」
チャート分析を始める上にはいくつかの前提となる知識や考え方があります。まずはこれを学んでおきましょう。
株価の動きをパターン化してみる
チャートは「株価の動きをパターン化すること」がその方法一つです。相場はパターン化すると大きく「上昇相場」「下落相場」「持ち合い」の三つにパターン化することができます。このパターンが存在すること、その上で各パターン別の投資法や売却方法を検討します。
チャート分析における「シグナル」
チャート分析において「シグナル」という言葉が使われます。シグナルとは信号という意味で、「買いシグナル」「売りシグナル」というように使います。買いサイン、売りサインなどとも呼ばれます。これはチャート分析において特に「買い」や「売り」とされるポイントを指します。
>>シグナルとは
チャート分析と「ダマシ」について
チャートには「ダマシ」と呼ばれるものがあります。これは、チャート分析上は「買い」や「売り」といったシグナルが点灯していたにも関わらず動かない、あるいは逆方向に動くといったようなことを指します。一般的には対象期間が短いほど、また出来高が小さいほど「ダマシ」となる可能性が高くなります。
>>ダマシとは
さて、ここまで読んでいただければ、チャート分析において最低限知っておいてほしいことはわかっていただけたかと思います。「?」と思う点があっても、それぞれの細かいチャート分析を説明するときにも補足していきますので大丈夫です。
次はチャート分析の基本の一つ「ローソク足」についてみていきたいと思います。
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