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トレンドラインの書き方と読み方

トレンドラインというのは株価の動きの傾向を知るために引く線を指します。株価のボトム(底)とボトム、株価のトップ(天井)とトップをそれぞれ線で結んだものです。相場上常に存在するわけではありませんが、トレンドが確認できる場合はそれを利用することは大変有効な手段です。
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トレンドラインの書き方(引き方)

トレンドラインは「ローソク足分析」で示したローソク足を並べたものの「高値同士」「安値同士」を円で引くことで書くことができます。厳密に高値、安値を見るのではなくある程度大まかで大丈夫です。

トレンドラインは株価の高値と高値、安値と安値をそれぞれ引いたラインを指します。
上記の図では@、A、Bがトレンドラインとなります。

見てもらうとわかりますが、

@・・・やや高値を切り下げる持ち合い相場。
A・・・持ち合いをブレイク。大きく上昇する、上昇トレンドへ
B・・・一旦高値を付けた後は下落相場へ高値を切り下げる下落トレンドへ。

このようになっています。このように高値同士、安値同士を線として結んでいくことによって相場のおおよその流れを見ることができます。

 

三角持ち合い

三角持ち合い(さんかくもちあい)というのは、高値と高値を結んだトレンドラインと、安値と安値とを結んだトレンドラインの幅が徐々にせまくなっていくタイプの形です。
相場の上下の圧力が貯まり、ブレイク(持ち合いを破った時)には大きく動きます。

上の図は三角持ち合いを上にブレイクした場合のトレンドラインを示しています。狭まった値幅が大きく拡大して上に伸びたことが分かります。

 

三尊(三山)

三尊(三山)は「酒田五法」と呼ばれる分析手法の一つです。株価のトレンドラインを赤線とします。下の図のように上下を繰り返し三回上方向をトライした上で2回目の山を越えられず、さらに過去2回の下値(ネックライン)を割った場合が売りシグナルとなります。

下落の目標値は、高値とネックラインと同額となります。

また、上記の三尊とは反対に、下方向を3回試して上抜ける形を「逆三尊」といいこちらは買いシグナルとなります。

 

大きなトレンドには逆らわない

トレンドラインを引くとき、週足のような長期的なトレンドで線を引いてみましょう。
このとき、明確なトレンドがあるとき、それに対する「逆張り」の戦略を取るのはよくないとされています。
たとえば先ほど挙げた「三角持ち合い」でのケースで、上にブレイクした後、これまでの吸い儒よりも高い値段が付いています。そんな時、ここは上がり過ぎだから売りといって空売りをすると大きく上昇して痛い目を見る可能性もあります。

基本的に、明確なトレンドが確認できているときには逆張りは控えましょう。売るのはそのトレンドが崩れたことが確認できたタイミングです。

上記の例で言うならば、空売りを仕掛けるならAのトレンドラインとBのトレンドラインが交差する地点よりも右の地点でしょうか?下落によってAの上昇トレンドが崩れたことが確認できたためです。

相場格言に「頭としっぽはくれてやれ」という言葉がありますが、これはトレンドがしっかり確認できるまでは投資は控えよという意味になります。

 

さて、トレンドラインについての説明はここまでです。
次は「移動平均線」というトレンド系チャートを見ていきます。この移動平均線はチャート分析の代表ともいえるものです。株価の移動をより滑らかにしたもので、これを見ることで相場のトレンドはもちろん、買いシグナルや売りシグナル、過熱感なども知ることができます。
チャートの中でも代表的なものなのでぜひ押さえておきましょう。

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