株初心者のための株式投資講座株式投資を始める前に投資商品の基礎知識信用取引>信用取引のリスク

※本記事中にはプロモーションが含まれます

信用取引のリスク

信用取引はリスクが高いといわれますが、その通り信用取引はハイリスクな投資方法です。しっかりとした自己管理・資金管理ができないと大きな損失をだすおそれもあります。ここでは、信用取引において注意したい点と取引のリスクについてわかりやすく説明していきます。

スポンサーリンク

信用取引はどのくらいリスクが高い

信用取引はリスクが高い。という言葉を良くききますが、一部の方はそのリスクがどのようなものであるのかを知らずに、無条件にリスクが高いとおっしゃる方がいます。ここでは、その本質を知るために具体低に、信用取引にはどの程度のリスクがあるのかを具体的に考えていきます。

信用取引のリスクが高いといわれるゆえんは「自己資金以上の取引ができるため損失が自己資金を上回る恐れがある」「空売りの場合損失は青天井」という二つのリスクが考えられます。

自己資金以上の取引ができることによる損失の拡大

信用取引を行う場合、自己資金の3倍程度の取引をすることが可能になります。適切に運用できれば利益は3倍になりますが、逆に損失も3倍の速度で増えるということになります。
例えば、100万円の資金で1株100円の株を現物投資する場合、10000株を購入することができます。信用取引の場合、最大購入できる株数は担保を現金とした場合は33000株となります。この場合の投資資金は330万円となります。
仮に株価が100円→105円となった場合、現物株投資の場合5万円の利益であるのに対して、信用取引の場合は16.5万円という利益を得ることができます。しかし、逆に株価が95円に下落した場合、現物株投資の場合は5万円の損失で済みますが、信用取引の場合は16.5万円という損失を出してしまうことになります。仮に株価が50円(半額)にまで下落したとすると、現物株の場合の損失が50万円であるのに対して、信用取引の場合は165万円と、投資ししてる金額以上に損失を出してしまうリスクがあります。

 

空売りの損失は青天井

もう一つのリスクとして空売りに関するリスクもあります。(空売りの仕組みは「空売りとは」を参照)
空売りは最初に「売っておき」株価が下がったところで「買い戻す」ことで利益を得る取引です。しかし、例えば100円の株価はどんなに値下がりしても0円より下には行きませんが、値上がりに幅はありません。状況によっては株価が200円、300円、500円などと上昇することもあるかもしれません。
この時の取り組みが「買い」であれば、最大リスクは100円の損失、最大利益は無限大となりますが、空売りの場合の最大利益は100円、最大リスクが無限大となってしまいます。もちろん、株価が10倍とか20倍という水準になる可能性とはいうのはごく小さい可能性ですが、こうしたリスクがあることも理解しておく必要があります。

 

まとめ-信用取引のリスクはリスク管理が最重要-

信用取引はいわば諸刃の剣です。信用取引を活用することにより、より多くの収益機会を得ることができる上、投資にレバレッジ(てこの原理)を使うことで少ない資本で大きな利益を得ることができます。しかし、逆を言えば多くの損失機会に出くわすこともあるし、損をしたときは傷が深くなるということを意味しています。

信用取引を行う場合は、ついつい自分のお金と思って自己資金の数倍の取引をしてしまいがちですが、あくまでも証券会社から借りたお金で取引をしているのです。自分が許容できるリスクはどの程度なのか?ということをしっかり理解して取引すれば信用取引は非常に便利なツールです。
しっかりとしたリスク管理を徹底しましょう。

 

信用取引におすすめの証券会社

信用取引を始めるにあたっておすすめの証券会社を紹介します。詳しくは「信用取引で証券会社比較」も参考にして下さい。

SBIネオトレード証券

SBIネオトレード証券は信用取引において高いスペックを持つネット証券です。信用取引売買手数料はなんと84円(一律)、さらに三百万円以上の取引なら手数料も無料です。
信用金利も安いので信用取引には最適なネット証券です。さらに口座開設から2カ月は現物株取引を含むすべての取引手数料が無料です。
>> SBIネオトレード証券詳細情報

GMOクリック証券

いわゆる大手ネット証券といわれる証券会社の中でも手数料面での強みが光っている証券会社です。現物はもちろん、信用取引の手数料の安いです。コスト重視の方にお勧めです。
また、取引ツールの使い勝手は高く評価されています。
>> GMOクリック証券詳細情報

SBI証券

ネット証券最大手。SBIネオトレード証券、GMOクリック証券などと比較すると手数料は多少高いですが総合ネット証券としての品ぞろえや投資情報などには強みがあります。
>> SBI証券詳細情報

 

信用取引のお勧めサイト
信用取引をもっと詳しく勉強したい・信用取引で有利なトレードをしたいという方にお勧めのサイト。

信用取引講座-信用取引の基本と株式投資-
信用取引講座では、信用取引に対する正しい知識を身につけていただくための情報サイトです。利用は無料ですのでぜひご活用下さい
>>信用取引におすすめの証券会社比較
>>信用取引と相場への活用(テクニック)