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株価と出来高を組み合わせたチャートの見方
出来高は、その期間に成立した売買数量です。株価がどちらへ動いたかと、参加が増えたか減ったかを一緒に見ることで、値動きの勢いと持続性を検討できます。ただし、出来高だけから将来の方向は決まりません。
出来高は売買の活発さ、株価は売買が成立した結果
出来高は取引が成立した株数、売買代金は成立価格に株数を掛けた金額です。同じ100万株でも株価100円と1万円では売買代金が大きく違うため、銘柄間の流動性を比較するときは売買代金も確認します。

価格の方向と出来高の増減を分け、直近平均や同じ曜日・時間帯とも比較します。
| 株価 | 出来高 | 考えられる状態 | 追加確認 |
|---|---|---|---|
| 上昇 | 増加 | 買い需要が広がり、上昇へ参加する売買が増えている | 抵抗帯を終値で超えたか、材料は継続するか |
| 上昇 | 減少 | 売りが少なく上がっている、または参加が細っている | 高値更新時に出来高が戻るか |
| 下落 | 増加 | 売り圧力や投げ売りが強まっている | 悪材料の内容、信用残、支持帯での反応 |
| 下落 | 減少 | 売りが一巡しつつある、または関心が低下している | 買いが入った証拠ではないため反転を待つ |
実際のチャートで確認したい4つの場面
抵抗帯の上抜けと出来高増加
過去の高値や持ち合いを上抜ける日に、直近平均より出来高が増えていれば、参加者が増えたことを確認できます。ただし、一日だけ急増して翌日に帯の内側へ戻る場合は、ダマシや材料出尽くしの可能性があります。
上昇中の押し目で出来高が減る
上昇局面の反落で出来高が減り、支持帯付近で下げ止まる場合は、積極的な売りが広がっていない可能性があります。再上昇するときに出来高が増えるかまで確認します。
高値圏・安値圏での出来高急増
高値圏の急増は新しい買いの流入にも、利益確定売りとの大量の受け渡しにもなります。安値圏の急増も投げ売りの最終局面とは限りません。ローソク足の終値、翌日以降の高値・安値、材料を合わせて判断します。
株価と出来高の方向が合わない
株価が高値を更新しているのに出来高が減り続けるなど、価格と参加の勢いがずれる状態は警戒材料になります。ただし、大型株と小型株、通常時と決算時では出来高水準が違うため、その銘柄自身の過去と比較します。
出来高を見るときの実践手順
- 日足と週足で、直近20本程度の通常の出来高を確認する
- 決算、権利落ち、指数入替、大口売出しなど急増理由を確認する
- 株価が支持帯・抵抗帯のどこにいるかを重ねる
- 終値が節目の内側か外側か、翌日も維持できたかを見る
- 平均売買代金が小さい銘柄では、注文による価格変動と売却しにくさを考慮する
出来高だけで判断しない
すべての約定には買い手と売り手がいます。出来高増加は「買いが多い」「売りが多い」と直接示すものではなく、売買が多く成立した事実を示します。値動き、終値、材料、流動性と組み合わせて使います。
よくある質問
出来高が増えれば株価は上がりますか?
いいえ。出来高は売買が活発だったことを示しますが、方向を決めません。株価が上昇したのか下落したのか、節目を終値で超えたのかを合わせて確認します。
出来高と売買代金は何が違いますか?
出来高は成立した株数、売買代金は成立価格を掛けた金額です。株価水準が違う銘柄の取引規模を比較するときは、売買代金も役立ちます。
出来高が少ない銘柄は避けるべきですか?
必ず避けるとは限りませんが、希望価格で売買できない、少量の注文で価格が動く、急落時に売れないリスクがあります。投資額と平均売買代金の関係を確認します。
内容確認日: 2026年7月22日。チャートは過去の値動きを整理する道具であり、将来の値動きや利益を保証するものではありません。
出来高・売買高の定義と株式欄の基本は、証券会社と取引所の資料で確認できます。
出来高が急変しやすい短期売買と暴落局面について、取引期間と資金管理の考え方を確認できます。
