マーケットニュートラル戦略 / 信用取引の投資戦略
マーケットニュートラル戦略とは、ロングショート戦略などとも呼ばれ、信用取引の買いと売りを組み合わせることにより市場に対して中立になることで、割高株を売り、割安株を買うなどすることで、マーケット全体の変動による損益を出さないようにする戦略です。
割高株を売って、割安株を買う
株式相場は主に、個別の銘柄に対する材料だけでなく、市場全体に対する材料に対しても反応します。その中で、たとえば、Aという会社の株価が直近上昇すると予想したとしても、地合いが悪く、相場全体が下がった場合には、それにより個別銘柄の株価も下落するリスクが伴います。
そこで、信用取引を活用することで、マーケットニュートラル戦略をとることができます。
マーケットニュートラル戦略をとる場合、ある投資セクターにおいて、投資対象のA社と、同業でA社より割高な株価水準にあるB社を投資対象にします。A社を買う一方で、B社を信用取引の空売りを行います。
仮に、マーケット自体が下げた場合でも、A社の株が下がり損失がでる一方で、B社の株も下がることで、こちらは空売りをしていることで、利益が出ます。逆にマーケット全体が上がった場合は、逆にA社は利益、B社は損失がでることで、マーケット全体の動きに対しては中立となります。
この上で、あなたの相場観の元で、A社が優れていると判断している部分が市場でも評価された場合は、A社の株価だけが上がりますので、B社の株価と乖離が起きて、利益を得ることができます。
こうしたマーケットニュートラル戦略では、市場全体の値動きに対しての利益を放棄する代わりに、損失も限定的になります。買い(ロング)と売り(ショート)を同時に行うことから、ロング・ショート戦略と呼ばれることもあります。
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