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野村證券
野村證券は、言わずもがな我が国における最大規模の証券会社で、業界における規模が大きいことからガリバー証券とも呼ばれる証券会社です。 大きく「本店・支店取引の口座」と「ネット&コール(ネット取引専用口座)」の二種類があります。 ある程度のまとまった資産を運用したい方や総合証券ならではのサービスを利用したい方にはお勧めです。 一方で手数料等は高いため、基本的には個人投資家にお勧めできる証券会社ではないです。 |
野村證券の手数料(以下はすべてネット&コールの手数料です)
口座管理手数料(年) | 無料 |
|||
約定ごと手数料 | 50万円以下 |
100万円以下 |
150万円以下 |
300万円以下 |
515円 |
1029円 |
2057円 |
3086円 |
|
一日定額手数料 | 100万円以下 |
300万円以下 |
600万円以下 |
900万円以下 |
定期定額手数料 | なし | |||
手数料に関するコメント | ネット&コール(ネット専用取引)とはいえ、手数料比較のコンテンツを見ていただくとわかる通り高めです。 |
野村證券の取扱商品(ネット&コール)
国内株式 |
○ |
アメリカ株式 |
○ |
中国株式 |
○ |
その他外国株 |
○ |
単元未満株取引 |
× |
新規公開株 |
○ |
制度信用取引 |
○ |
一般信用取引 |
買い:○ 売り:× |
先物・オプション |
○ |
投資信託 |
○ |
債券(新発・既発) |
× |
夜間取引 |
× |
取扱商品のコメント |
基本的にはオールラウンドに取り扱い可能です。 ただし、ネット&コールの場合PO(公募・売り出し株)への申し込みの他、債券、外国投資信託、外貨MMF、野村ファンドラップ、野村SMAなどの取引は一部制限されています。 |
野村證券ネット&コールと本支店取引口座との違い
野村證券のネット&コールは旧インヴァスト証券の流れを汲んでおり、基本的にはネットによる取引が中心で支店の担当者などはつきません。そのため、野村證券の支店にいって窓口や応接間で話を聞いてもらいたい!という方には向いていません。
そういう方は素直に支店にいって窓口等で口座開設してください。
その代わりに手数料がやや安めに設定されているわけです。ちなみに、ネット&コールと本支店の手数料の違いは下記の通りです。4倍〜7倍くらいします……。ちなみに、本支店の取引手数料はネット取引のケースです。電話の場合さらに倍くらいになります……(絶句)。
約定金額 | 本・支店 | 野村ネット&コール |
---|---|---|
50万円の場合 | 3,510円 | 515円 |
100万円の場合 | 5,983円 | 1,029円 |
300万円の場合 | 14,623円 | 3,086円 |
500万円の場合 | 22,939円 | 5,142円 |
野村證券の「野村ファンドラップ」
野村証券で直近人気のサービスは「野村ファンドラップ」という投資信託を利用したラップ口座(投資一任取引)なのだそうです。実際に野村證券の社長もこれからはフロー(株の売買手数料)ではなく、ストック(ファンドラップ等による固定手数料ビジネス)と明言しています。
まぁ、ファンドラップという仕組み自体は決して悪いものではないと思うのですが、手数料が高すぎます。残高の2%近い管理手数料を毎年取られるというのはかなり厳しいのではないでしょうか?
2016年には楽天証券がロボアドという仕組みを利用した「楽ラップ」という同様のファンドラップを提供していますがこちらの手数料は年0.7%です。比べるまでもありませんね。
また、こうしたロボアドを使った自動投資サービスについては「WealthNavi」などの専門サービスも登場しています。
野村證券の強みはやはりIPO?
野村證券といえば業界のガリバーです。
そのため、新規公開株(IPO)はもちろん、PO(公募・売り出し)などの件数も豊富です。割り当ては多くが支店(営業店)に配分されるといわれていますが、オンライン口座にも一定の割り当てが行われています。
そうした野村證券のIPOの応募(ブックビルディング申込)は資金拘束や事前入金の必要もないので、IPO投資をやっている方は申し込みだけでもやっておくべきでしょう。