約定ごと手数料で証券会社の手数料比較
約定ごと手数料とは、証券会社を通じて株式などをやり取りする際に、一回の取引ごとに手数料がかかるというものです。最もオーソドックスな手数料のかかり方となっています。一回あたりの取引金額が大きくなるにつれて手数料の金額も大きくなります。
約定ごと手数料のしくみ
約定ごと手数料とは、取引の金額に応じて取引1回ごとに手数料がかかるタイプの手数料体系です。取引金額が大きくなるにつれて、手数料の金額はアップしていきますが、約定価格(取引金額)に対する手数料率は下がっていきます。
例えば、100万円の約定で1,000円の手数料(0.1%)が1000万円の約定の場合は5,000円の手数料(0.05%)になるなど。
約定ごと手数料は、一般に他の一日定額手数料や定期定額手数料と比較した場合、金額に対する手数料率は小さくなります。同じ300万円の株を売買するというのであれば、1日定額手数料よりも約定ごと手数料タイプの方が手数料が安くなるわけですね。
約定ごと手数料が向いている投資家
上記のことからも、約定ごとに手数料がかかるタイプを選択するとお得なのは、比較的まとまった金額で一日あたりの取引回数が少ない方に向いています。
約定ごと手数料は取引の都度手数料が必要となりますので、取引回数が多い方はその分手数料が積み上げ式に高くなってしまいます。その場合は一日定額手数料を利用した方が結果的に手数料は安くなります。しかし、取引回数が少ない方や一回あたりの約定金額が大きい方(一般的には1回の約定(取引)が500万円を越えるような方)は約定ごと手数料を選択した方が手数料は安くなります。
約定ごと手数料 証券会社ランキング
各証券会社の手数料体系は金額帯によって変わってくるので一概にここが一番安いと評価するのは難しいのですが、全体的な手数料状況を勘案した上で判断します。
1位:SBIネオトレード証券
ネット証券の中でも手数料に強みのある証券会社として登場。現物株取引手数料はもちろん、信用取引などの取引コストでもかなり優れています。ちなみに、今回調査したすべての手数料水準においては「もっとも手数料が安い」という結果になりました。
>>SBIネオトレード証券公式ホームページ
2位:GMOクリック証券
SBIネオトレード証券にはわずかに手数料面で負けていますが、大手ネット証券の中では最も安い手数料体系を採用しています。3位のSBI証券と比較すると、より上級者向けのトレード環境です。
>>GMOクリック証券公式ホームページ
3位:SBI証券
SBI証券はいわゆる大手ネット証券の中でももっとも口座数が多く、株式投資以外にも投資信託などの投資初心者の方やグローバル投資(外国株投資)などに力が入っている証券会社です。
>>SBI証券公式ホームページ
50万円以下 |
100万円以下 |
150万円以下 |
300万円以下 |
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180円 |
340円 |
400円 |
600円 |
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241円 |
436円 |
528円 |
834円 |
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250円 |
487円 |
582円 |
921円 |
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250円
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487円
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582円
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921円
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500円 |
1000円 |
1500円 |
3000円 |
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250円 |
990円
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1890円
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1890円
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450円 |
成行注文:注文約定金額の0.10%(税抜) 指値注文:注文約定金額の0.15%(税抜) |
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540円 |
864円 |
1404円 |
1944円 |
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400円
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800円
|
1500円
|
2000円
|
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515円 |
1029円 |
2057円 |
3086円 |
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1863円 |
3276円 |
5150円 |
9427円 |
|
1026円
|
3402円
|
4698円
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8586円
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2106円
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3595円
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4875円
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8714円
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上記手数料はすべて「税抜」の手数料水準となっております。
大手なのにおススメ:SMBC日興証券
いわゆる大手総合証券の一角にあたるSMBC日興証券ですが、ネット証券と比較してもあまりそん色のない手数料体系なのが驚きです。IPOなどの引き受けが多いことなどを考えるとバカにできない証券会社えす。
>>SMBC日興証券公式ホームページ
お勧めしない:みずほ証券・三菱UFJモルガンスタンレー証券
いわゆる大手証券ですが、この2社は特に手数料が高いです。やめておいたほうが良いです…。大和証券も手数料は高いですが、同社は「一日定額手数料」に力を入れているので除外しました。