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株の特殊注文を比較|逆指値・OCO・IFD・IFDOCOの使い方

国内株の逆指値、OCO、IFD、IFDOCOを、注文の仕組み、部分約定、PTS・NISA・有効期間、ギャップ時の注意点で比較します。

特殊注文は「いつ、何を発注するか」の組み合わせ

特殊注文は、損失を自動的に消したり利益を保証したりする機能ではありません。価格が条件に達したときに注文を発注・訂正する仕組みです。証券会社によって名称、注文の組み合わせ、利用できる市場・口座・取引画面が異なるため、名称だけで判断せず取引ルールを確認します。

注文基本的な仕組み主な使い方
逆指値価格が指定水準以上・以下になったら、あらかじめ決めた成行または指値を発注損切り、利益保護、上抜け・下抜けへの追随
OCO指値と逆指値など二つの条件を組み合わせ、一方が成立・発動すると他方を取消または訂正保有株の利益確定と損切りを同時に準備
IFD最初の注文が約定した後に、次の注文を発注買付と、その後の売却を一度に設定
IFDOCO最初の注文が約定した後、利益確定と損切りのOCOを発注新規注文から二つの出口まで設定

逆指値を入れても指定価格で売れるとは限らない

逆指値のトリガー価格は約定価格ではありません。決算発表や重要ニュースの後に株価が大きく飛んで始まると、成行へ切り替わった注文は想定より不利な価格で約定し、指値へ切り替わった注文は約定しないことがあります。売買が成立しにくい銘柄では、注文数量と板の厚さも確認してください。

2026年7月に公式確認した国内株の例

証券会社確認できた注文重要な条件
SBI証券OCO、IFD、IFDOCOPTSでは利用不可。OCO・IFDOCOは優先市場が東証の場合に利用可能。部分約定時は約定株数分の次注文を発注
楽天証券逆指値、逆指値付通常、セット注文セット注文は買い約定後に売りを発注し、買いが一部約定した場合は約定数量分を発注。セット側の売りに逆指値は利用不可
松井証券逆指値、追跡指値現物・信用等が対象だが、口座区分がNISAの場合は利用不可

同じ「OCO」「セット注文」に見えても、取消ではなく訂正として処理する場合や、利益確定側だけを設定する場合があります。実際に使う商品、現物・信用、取引所・PTS、NISA、発注チャネルを公式ルールで照合してください。

証券会社を比べる7つの確認項目

  1. 対象商品:国内現物、信用、米国株、先物などのどこで使えるか
  2. 対象市場:東証、地方市場、PTS、SOR注文に対応するか
  3. 口座区分:特定・一般・NISAで条件が変わらないか
  4. 発注チャネル:ウェブ、スマホアプリ、PCツールのどこで使えるか
  5. 有効期間:当日、今週中、期間指定を選べるか
  6. 部分約定:次の注文が何株分、いつ発注されるか
  7. 訂正・取消:一方を変更したとき、組み合わせた注文全体がどうなるか

目的から注文を選ぶ

保有株に利益確定と損切りを置く

対応するOCOや追跡指値を使うと、二つの出口を管理しやすくなります。ただし、すでに別の売り注文があると売却可能数量を拘束している場合があります。新しい注文を入れる前に、注文照会と余力を確認します。

買付と売却をまとめて準備する

IFDやセット注文では、最初の買いが成立した後に売り注文が出ます。利益確定だけなのか、逆指値も組み合わせられるのかはサービスごとに異なります。買いが一部だけ約定した場合と、注文期限をまたいだ場合の処理も確認します。

価格帯を抜けたら取引する

買い逆指値は上値を抜けた場面、売り逆指値は下値を割れた場面に反応できます。ただし一時的な値動きでも発動し、急変時は不利な価格で約定する可能性があります。出来高、制限値幅、決算日程を見ずに機械的な価格だけを置かないことが重要です。

発注前のチェックリスト

  1. 売買方向、数量、現物・信用、口座区分を確認する
  2. トリガー価格と、発動後の成行・指値を区別する
  3. 指値の場合は未約定、成行の場合は価格ずれを想定する
  4. 部分約定時の次注文と残数量の扱いを確認する
  5. 決算、権利落ち、売買停止、値幅制限を確認する
  6. 注文照会で受注済みか、期限と執行条件が正しいかを見る
  7. 通信障害時の取消・連絡方法を控えておく

よくある質問

逆指値を入れれば損失額を固定できますか?

固定できません。トリガー到達後に注文が発注されるため、ギャップや流動性不足で想定より不利な価格になることや、指値なら約定しないことがあります。

OCO、IFD、IFDOCOはどの証券会社でも同じですか?

同じではありません。注文の組み合わせ、取消・訂正方法、対象商品、市場、口座区分、発注画面、有効期間が異なります。

特殊注文が多い証券会社を選べばよいですか?

使う市場と投資方法に必要な注文が利用できることが第一です。手数料、PTS・SOR、取引画面、セキュリティ、障害時対応も合わせて比較してください。

最終確認日: 2026年7月13日。制度、税制、取引ルール、サービス内容は変更されることがあります。実際の判断前にリンク先の一次情報を確認してください。