信用取引の日々公表(日々公表銘柄)
信用取引の日々公表に指定された銘柄は日々公表銘柄と呼ばれます。証券取引所が行う措置の一つです。信用取引による売買が活発化している銘柄が指定されます。信用取引残高、株価の値動き、売買高などを総合的に勘案して指定されます。日々公表銘柄は信用残高の公開が毎日行われます。(非指定銘柄は週1回)
信用取引の日々公表に指定された場合の株価への影響
日々公表銘柄となることで、株価への影響はほとんどないと言っても良いでしょう。日々公表銘柄に指定された場合には、速報値が当日の夕方に出されます。この規制は、証券取引所が行う規制です。
ただし、日々公表銘柄に指定されるということは、信用取引による売買が過熱化していると見ることもできます。仕手化の様相を見せているような場合は、急騰・急落する恐れもあります。また、この調子でさらに信用取引が過熱すると、増担保規制や売り禁などが発生することもあります。そのため、売買している銘柄が日々公表銘柄に指定された場合は、取引についての規制が入る一歩手前と考えると良いでしょう。
一般に、相場が沈静化すると解除されます。
日々公表銘柄に指定されると株価は上がる?上がる?
日々公表銘柄に指定されたという理由で株価が上昇するのか?下落するのか?についてはケースバイケースです。
信用売り残が貯まってきており、株価が下がっていないようなケースでは買い方が有利になるケースが多いです。仕手筋などが介入している場合はそこから大きく引き上げるような買い方をして「踏み上げ」を狙うようなケースもあります。
一方で買い残が増えているようなケースでは逆に相場鎮静化(マイナス要因)となるケースも多いです。日々公表銘柄に指定されることで増担保規制のような規制がされる可能性が上昇することも影響しそうです。
その他信用規制のまとめ
このページでは「日々公表銘柄」についてまとめていますが、信用取引規制にはこのほか下記のようなものもあります。
・信用規制のまとめ
|-信用取引の日々公表
|-増担保規制
|-貸株注意喚起
|-売り禁(貸借取引の申込停止措置)
信用取引におすすめの証券会社
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