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株式の取得価格(取得価額)のルール

株式を買い付けした時の価格というものは、売買価格(約定価格)になるわけですが、同じ銘柄を異なる価格で買い付けした時の取得価格というものはどのように計算されるのでしょうか?今回は税金の計算にも使われる株式取得価格について解説していきます。

ちなみに、正式には取得価格ではなく、「取得価額(しゅとくかがく)」と呼びます。株式のような「時価」で取得するもの(投資信託なども含む)は取得価額というのが本来は正しい表現です。

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株式取得価格の計算方法

上場企業の株式を2回以上にわたって取得した場合の取得価格は、その株式を保有している期間に取得した株式について1株当たりの取得価格を総平均法によって計算します。

具体的な事例で見ていきましょう。

異なる日に銘柄を複数回購入した場合

650円で200株購入
平均取得価格:@650円 保有数200株

550円で100株購入
平均取得価格:(650×200+550×100)÷300=@617円 保有300株

600円で300株購入
平均取得価格:(650×200+550×100+600×300)÷600=@608.33円 保有600株

650円で全株(600株売却)
利益=(650円-608.33円)×600株=25,002円

この株式の取得価格は608.33円と計算されます。株を売った時の税金(譲渡益課税)については、650円から608.33円を差し引いた25,002円が課税対象となります。

 

同じ日に売って買った場合

基本は上の計算でいけるのですが、同じ日に売って買った場合には計算がちょっと変わってきます。特に、年末などに税金の関係、益出しや損出しをするようなケースはご注意ください。

平均取得価格が650円でA株式を200株保有しているとします。その上で、この株を700円で200株売却後、690円で200株新規に買った場合。

普通に考えると、1株あたり50円の利益を出した後、新規に690円で200株を取得したと考えるかもしれませんが、実際は下記のように考えられます。

平均取得価格は下記のように計算されます。
(650円×200株+690円×200株)÷400株=@670円

その上で、700円で200株を売却したと考えられますので、実際に出した利益は1株あたり30円ということになります。

年末の利益確定の売り、損失確定の売りをするときはご注意ください。
ちなみに、上記のケースで同日中に買い戻すのではなく、「翌営業日以降」に買い戻した場合は1株あたり50円の益出しをすることができます。

※なお、株式の取得価格の計算においては証券会社の手数料などの諸経費を含めたものが原価となりますのでご注意ください。上記計算では手数料等は無視しております。

さて、ここまでで基本的な売買の仕組みについての説明は終わりとなります。
次は「禁止されている株取引」について説明していきます。株式投資はなんでもありの世界ではありません。公平・公正な取引が行えるように様々なルールが決められています。
知らなかったでは済まされない話でもありますのでしっかりと理解しましょう。

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