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株式の比例配分とは

特別気配の状態で取引が行われれずに、相場が終了(引け)となった場合には、出されている売買注文についての「比例配分(ひれいはいぶん)」という処理が行われます。今回はこの比例配分という仕組みとストップ高比例配分の株を手に入れるための方法を説明していきます。

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比例配分とは何か?

比例配分は、株価が値幅制限いっぱいとなるストップ高、またはストップ安の水準まで進み、板寄せ方式では売買が成立しない場合に利用される方法です。
(板寄せに関しては「株価の決まり方(板寄せとザラ場寄せ)」をご参照)

買い注文や売り注文が殺到している状態だとイメージしてもらえば分かりやすいかと思います。

仮に買いが殺到しているケースだとすると、わずかな売りに対してたくさんの買いがでている状況で、わずかな売り注文を買い注文を出している投資家に配分する方法を「比例配分」といいます。

実際に例を見ながら説明していきましょう。

 

ストップ高比例配分の例

引け直前の板が下記のような状況になっている状態です。板の見方が分からない方は「板(気配値)の見方」をご一読ください。

売り数量
価格
買い数量
---
-
5000
410円
-
-
410円
267000
-
409円
4000
-
408円
8000
-
407円
2000

410円が値幅制限いっぱい(ストップ高)だとして、買い注文が殺到している状態です。410円の売り5000株に対して、267000株もの買い注文がでているわけです。

このまま、一日の相場が終了した場合には「比例配分」が行われます。

267000株の買い注文を出している投資家に、売り注文である5000株の売りを配分するわけですが、残り262000株の買い注文は成立しないことになります。そのため、いくつかのルールが決められています。

 

比例配分方式の配分ルール

比例配分方式によるルールには「証券取引所のルール」と「証券会社が定めるルール」の二つのルールがあります。

ここでは「ストップ高で比例配分となった株式をモデル」として比例配分方式のルールを説明していきます。

証券取引所のルール

証券取引所のルールは、注文をまとめている証券取引所が、証券会社にどのくらいの売り注文が出ている株を配分するのかを決めます。

1)各証券会社が買い注文を出している数量が多い順に並べ、1単位ずつ割り当てる。
2)終了後に残りがある場合は、按分比率に応じて証券会社に配分

(2)についての補足。
各証券会社が出している買い注文と売り注文で計算。仮にA、B、Cの三つの証券会社からの注文があり、単元株は100株として300株は配分済みとする(残り4700株)。
按分比率=4700株÷262000株=0.018

これによって計算されます。ここまでを表に直してみます。()はそれぞれの注文会社から出された買い注文の数量。単元株は100株とする。按分比率は0.018とする。

  (1)による配分 (2)による配分 合計
A証券(200000株) 100株 3600株 3700株
B証券(50000株) 100株 900株 1000株
C証券(17000株) 100株 300株 400株

ここまでで、各証券会社へのこの株式の比例配分が完了しました。次はそれぞれの証券会社が実際に注文をした投資家へ、この分配された株を配分することになります。

 

証券会社のルール

実はここに明確なルールはありません。証券会社によってはここからの配分ルールを非公開としているところも多いです。

ただし、ネット証券では配分ルールを公開しているところも多いので一部紹介していきます。

証券会社名 分配ルール
SBI証券 成行注文を優先
注文時刻を優先
マネックス証券 注文時刻を優先
楽天証券 注文時刻を優先
GMOクリック証券 注文数量優先
エイチエス証券 成行注文を優先
注文時刻を優先

こんな感じです。注文時刻を優先としているところが多いので、早いもの勝ちとしているところが多いです。ただ注意したいのはGMOクリック証券、ここは注文数量優先なので、時間に関係なくたくさんの買い注文(売り注文)出しているほど比例配分に当選しやすいということになるわけですね。

逆に他の証券会社は引けギリギリに注文を出してもまず当選することはないということが分かるかともいます。

 

ここまででおおむね、株取引における注文〜株価の決まり方、買い方を説明してきました。
次からは実際に売買が成立したあとの流れを見ていきます。まずは初心者が間違えやすい「株の受け渡し」について説明します。受け渡しというのは、買った株の代金を払って名義を自分のものに書き換えてもらうことです。取引は瞬時に成立しているのですが、名義変更には時間がかかるようになっているのです。

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